レッドソックスの松坂投手が肘をケガし、手術を受けました。

2011年、松坂投手の好不調の波が激しかったのも、肘のケガが原因と言われています。


松坂投手は昔から「投げ込み」でコンディションを整えるタイプでしたが、メジャーリーグのスカウトは5年前から「そのやり方では将来故障する」と懸念していたようです。
 

 
2006年7月23日付東京スポーツ新聞の記事から引用します。

ある東地区球団のスカウトは「投球スタイルとは別にヒジ、肩のメンテナンスに関するコンディショニングの考え方を変えないと、大ケガにつながりかねない」と松坂の後半戦の特攻志願登板を心配する。
 
(中略)
 
「メジャーならペドロ・マルティネス(メッツ)がそうであるように、一流の投手ほど体調管理を理由にして球宴に選ばれても辞退する選手が多い。これは万全の体調で後半戦を迎えるため。
 
それに比べて松坂は高校時代から休みなく投げてきて、日本シリーズだろうとオールスターだろうと常に全力投球。
 
それが松坂のスタイルだというのは知っているが、はっきり言って投げ過ぎ。プレーオフでもないのに中3日で投げる理由が、米国人には理解できない」

米国では、日本よりも「肩は消耗品」という認識が強いといわれています。
 
肩のコンディショニングに関しては、日本も米国を参考にする点がありそうです。