父・宣之さんとイチロー選手 小学生時代の練習内容や会話 テレビゲームは?

イチロー選手が父・宣之さんと共に、子供の頃から野球の練習に打ち込んできたことはよく知られていて、二人で毎日バッティングセンターに通っていたのは有名な話です。
 
 
しかし、さらに詳しい、その他のエピソードは意外と知られていないのではないでしょうか。
 
雑誌「週刊文春」の2016年6月30日号に、宣之さんのインタビュー記事がありました。
 
親子がどのような練習をしてきたか、どんな意識を持ち、会話してきたかがわかります。
 
Number(ナンバー)臨時増刊 ICHIRO MLB 3000
Number(ナンバー)臨時増刊 ICHIRO MLB 3000 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィックナンバー))[雑誌] Number
 
一部を抜粋して紹介します。
 

日米通算4257安打を放ち、ピート・ローズのメジャー通算安打記録を抜いた際のイチロー選手のコメントから記事は始まります。

僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので。
 
例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から「あいつプロ野球選手にでもなるのか」っていつも笑われてた。

宣之さんによると、イチロー選手がメディアにこんな話をするのは、この時が初めてなのだそうです。
 
これまで触れなかった小学生時代についてコメントしたイチロー選手を見て、宣之さんは「ちょっと大人になってきたな」と感じたのだとか。
 
それではその小学生時代、宣之さんとイチロー選手はどんな練習をしてきたのでしょうか?
 
それを知るには、まずはあまりにも有名な、イチロー選手六年生時代のこの作文を。

(小学)三年生の時から今までは、365日中、360日は、激しい練習をやっています。
 
だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です

学校から帰ると、宣之さんと近所の公園で50球の投球練習、200球のティーバッティングを日暮れまで黙々とこなしました。
 
中学卒業までの7年間は欠かさずバッティングセンターに通い、利用料は一ヶ月で5万円に達しましたが、宣之さんは意に介さず、「ボールには手を出すな。全球ボールだったら全球見逃せ!」と激を飛ばしていたそうです。
 
 
そんな親子を見て、周囲には激励する人ばかりではありませんでした。

「あの親は子供を本気でプロ野球選手にさせる気なのか」「あの子は本気でプロ野球選手になれるとでも思っているのか」と、いろいろな陰口が聞こえてくるわけです。
 
そういう冷ややかな声は時間が経ってから耳に入ってくる。私は、そんな声を聞いた日、必ずイチローに言いました。
 
家で湯船に浸かりながら「今日、こういうこと言われたな。絶対見返してやうろな」って。
 
私はイチローと六年生まで一緒にお風呂に入っていましたが、そういう声を聞くたびに二人で誓ってきた。

宣之さんは、こうした経験がイチロー選手の反骨心の原点だとしています。
 
Number(ナンバー)876号 イチロー主義
Number(ナンバー)876号 イチロー主義 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
 
小学生くらいの頃といえば、テレビゲームにも夢中になるもの。中には長時間「ゲーム漬け」になる子もいるようですが、イチロー選手はどうだったのでしょうか?

子供の頃からイチローは、プロ野球選手になるという目標だけのために毎日を過ごしてきました。
 
当時はファミコンが流行っていて、イチローは五歳上のお兄ちゃんと一緒に遊んでいたんですが、私が「プロ野球選手になりたかったら一時間でやめなさい」と言うと、イチローはその通りに約束を守っていました。
 
目標を作り、それに向けて何をするかということです。

宣之さん、イチロー選手の意識の高さがよくわかるエピソードではないでしょうか。
 
このコンテンツは 週刊文春 2016年 6/30号 30~31ページを参考にしました。
 
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