横浜ベイスターズの荒波翔選手が、「プロ野球守備・走塁バイブル」で、外野守備の練習法を解説されています。
同書の47ページから一部を抜粋して紹介します。
外野守備は一歩目が大切 その向上には実践に近い形で練習を
荒波選手は一歩目の重要性を強調していて、自身もそのための練習を続けています。
外野手で大切なことはやはり、一歩目の反応だと思います。
一歩目を早くするためのオススメの練習法は、バッティング練習の生きたボールを追ったり、捕ったりすることが大切だと思いますし、僕はそういう練習を今も積んでいます。
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荒波選手は「より実戦に近い生のボールを追うだけでもっとも大切な一歩目を磨くことができる」としていて、ノックとの違いを挙げています。
ノックだとだいたい飛ぶ場所が分かってしまいます。
それはそれで練習としては良いと思いますが、一歩目を磨くなら断然、実戦に近い形で練習をした方が良いです。
小学生や中学生などの野球少年にもオススメです。
最初は難しいかもしれませんが、その後の将来に通じて野球を続けていくのであれば必ず通る道。
もちろん小さいときからその練習をするに越したことはありませんが、意識するだけでも上達は違ってくると思います。
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守備に限らず、練習の意味を理解すると上達スピードが加速します。
この練習法に限らず、指導者からさまざまなアドバイスを受けると思いますが、「ああ、そうなのか」と理解して練習することによって、上達のスピードも間違いなく上がると思いますし、その練習の「意味」を知るだけでも大事なことだと僕は感じます。
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