右利きの選手 右打席と左打席 どちらが有利か 広澤克実氏と藤田平氏の意見

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このコンテンツでは、「週刊ポスト」さんの記事から、右利きの選手は右打席で打つべきか?左打席で打つべきか?についてとりあげます。
 
広澤克実氏(右打席で打つべき)と藤田平氏(左打席で打つべき)の主張です。(以下敬称略)
(このシリーズの最初のページはこちらです)
 

右利き選手は「右打席で打て」VS「左打席で打て」

広澤「過去の三冠王は利き腕打席で打っている」 ヒットを打つだけなら、一塁ベースに近い左打者の方が有利だと思います。イチローに代表されるように、左打者の多くは右投げ左打ち。右利きなのに左打者に矯正したもので、その多くは打率を上げるのが目的です。内野安打も多く、イチローが右打者なら安打数は激減していたでしょう。
 
ただし打者の大切な仕事は、打率を稼ぐだけではなく、チャンスに遠くに飛ばしてランナーを還すこと内野ゴロではランナーがいない時には安打になっても、ランナーがいるとチャンスを潰してしまいかねない。

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そのためには、キャッチャー側の腕の力がポイントとなる。車でいえば、ピッチャー側の腕はハンドル、キャッチャー側の腕はエンジン。間違いなく利き腕で押し出す方が打球は飛びます。だから右利きは右打席に立った方がいいのです。
 
「率を残す」という意味でも問題はない。当然ですがホームランを打っても打率は上がります。現にセ・リーグの打率上位5傑はすべて右の長距離打者です(2013年9月4日時点)
 
歴代三冠王もほとんどが利き腕側の打席に立っています。左打者では王貞治さん、バース、松中信彦ですが、王さんと松中は左投げ左打ち。右利きを左打者に矯正したものではありません。やはり利き腕で押し出す打法が自然なんですよ。
 
藤田 平「野球は左打者に有利なようにできている」 僕は野球で打つこと以外はすべて右利き。でも、物心ついたころから左で打っていた。2000本安打も達成できたし、左打ちでよかったと思っている。
 
野球というのは左打者に有利なようにできている。左打者の最大の利点は、アウトコースの球に逆らわずに、流し打ちができること。三遊間を抜けなくても、守りが深いショートやサードに飛べば、一塁ベースが近い分セーフになる確率が高い。反対に右打者が流し打ちすれば、一塁に近いセカンドやファーストの守備でアウトになりやすい。
 
特に右利きが左打ちをした場合、利き腕が投手側の腕になることで、バットコントロールが良くなる。狙ってヒットが打てるのは右投げ左打ちの打者の特徴だ。
 
また左腕でバットを押し出すような動きをするために、利き腕だけでなく両方の腕をバランス良く使い、筋力を鍛えることができる。これが守備でのグラブさばきなどに好影響を与える。
 
さらにいえば、プロ野球には右投手が圧倒的に多く、左打者に有利な場面が多くなる。右打者にとって右投手の球は体に向かってくるので踏み込みづらいが、左打者にとっては外から中に入ってくるように見える。そのため球を捕えやすい。
 
外角の球も右打者なら右投手の球はどんどん外へ逃げていくが、左打者から見れば中に入ってくるので流しやすい。すべて左打者の方が有利になっている。


広澤さんと藤田さんは、それぞれ「利き手がキャッチャー側になるので良い」「利き手がピッチャー側になるので良い」と、全く対照的なのは注目するべきではないでしょうか。
 
次ページでは、送りバントの要・不要について紹介します。
 
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