横浜高校1年生の万波中正(まんなみちゅうせい)選手は、コンゴ人の父と日本人の母を持ち、身長190cm、体重は92kgという驚異の体格を持っています。

すでに注目度は高く、入学したばかりにもかかわらず、プロのスカウトが視察に訪れています。


このコンテンツは雑誌週刊現代2016年6/11号(Amazon)72ページを参考にしました。
 
あるスポーツ誌の記者も驚きを隠しません。

普通、金属バットにボールが当たると「カキーン」という軽い音がするんですが、彼の場合、「グシャッ」とボールが潰れたような音が響く。
 
これは、規格外のパワーの証。末恐ろしい逸材です。
 

万波選手の中学生時代の所属チーム、東練馬リトルシニアの監督で、自身もオリックスの中継ぎとして活躍した徳元敏(さとし)氏は、万波選手をこう評します。

入団してきた時から、モノが違いました。体格の良さもさることながら、全身の筋肉がものすごく柔らかい。腰がグリンと大きくまわり、腕がムチのようにしなるので、スイングスピードが驚異的に速い。
 
ウチのチームの専用球場は両翼90m以上はある本格的なものですが、彼は軽々と柵越えしていました。

リトルシニア時代はピッチャーとしても活躍し、中1ですでに球速は138kmをマークしていました。
 
しかし高校では外野に専念し、打撃を磨いています。

パワーや肩はもちろんですが、中学時代に100m障害で都大会2位に入賞するなど、足も早い。三拍子そろっていて、身体能力では同じハーフのオコエ(楽天)をも凌駕している。(前出のスポーツ誌記者)

このままトレーニングを続ければプロ入りは間違いないと見られている万波選手ですが、課題を挙げるとすれば・・・

下半身は完成されているものの、上半身はまだペラペラで発展途上。鍛え上げればまだまだ伸びます。
 
まずは横浜でレギュラーを取って、甲子園出場、さらにはドラフト1位を狙ってほしい。(前出の徳元氏)
 

まだ高校生の万波選手。これからさらなるレベルアップは間違いなさそうです。