あまり話題にはなりませんが、日本のプロ野球選手にはけっこうな数の喫煙者が存在します。
ネット上には具体的な選手名が挙げられており、移動の際のバスは喫煙者と非喫煙者で分けられている、なんて話もあります。
喫煙が体に悪いのはすでに一般常識であり、ガンはじめあらゆる病気の原因として挙げられています。ましてや体が資本のアスリートであれば、喫煙は決して誉められた習慣ではありません。
以前東京スポーツ新聞に、阪神の野村監督(当時)がタバコを吸っていた選手を評して言った、以下の言葉が記事になっていました。(具体的な選手名は伏せさせています)
アイツ、全然大きくならん。飯をちゃんと食っとんのか。二軍から聞いた話だと、アイツ、たばこを吸うとるらしいやないか。体が成長せんはずや。
タバコには4千種類もの化学物質が含まれていて、この中には致死性の猛毒に分類される物質もあります。
それらを解毒・分解するため、代謝機能には大変な負担がかかり、身体を作るための体内活動はおろそかになってしまいます。
野村監督はこうした弊害を指摘されたのでしょう。
来日した某大リーガーが、日本のプロ野球ではタバコを吸う選手が多いのに驚いていた、とのエピソードを見たことがあります。
一般人にとっても「百害あって一利なし」とされている喫煙を、アスリートである野球選手が習慣にしていいはずがありません。