ヤクルトの高津投手は07年の6月30日、左足の親指をはく離骨折してしまいました。
 
それでも7月16日からの中日との3連戦では、本人の強い希望もあって1軍投手として帯同しています。

骨折していても投げられるのは「プライトン・シーネ」という秘密兵器があるからです。
 
プライトン・シーネは医療器具で、骨折箇所を固定するための粘土のような物質です。温めると柔らかくなるので患部に負担が最もかからない形に変形させられます。
 
衝撃吸収性にも優れているため、プライトン・シーネをつけた高津投手はブルペンでガンガン投げられます。
 
骨折していても投げることで、ナインを鼓舞するねらいもあります。