平成20年の2月1日、日本ハムの春季キャンプが始まりました。

黄金ルーキー中田翔選手も、もちろん参加するのですが、中田選手は自主トレでは筋力トレーニングを中心に行っていました。


筋トレに偏っている中田選手の身体作りに対して、球団のスタッフは苦言を呈しています。

普通に考えれば、すぐに分かること。
 
どんな方法でも、有酸素運動を伴わない筋力トレーニングだけで体のキレを出す方法なんてない。
 

 
すべてのスポーツの基本は走ることです。そういう意味で、彼の認識はまだまだアマチュア。
 
ただ、間違いを頭ごなしに指摘してもダメ。認識を改めてもらう第一歩は本人の自覚からです。
 
これまでも話してはいるんですが、今は本人が完全に独自のやり方で自分の体をコントロールできると思い込んでいる状態。
 
ダルビッシュの時もそうでしたが、そんな時に何を言っても身にならない。壁に当たって本人が『これじゃマズイな』と意識の甘さに気づかないと意味がない。
 
自分で自覚を持って聞きに来た時、初めて聞く耳を持ってもらえるんです。
 

 
走るのがしんどいなら、別の形で有酸素運動を増やしていくことも考えている。
 
筋量は十分あるので、あとはどう体を絞っていくか。無駄な脂肪を燃焼させない限り、長いシーズンを乗り切る体力とキレは身につきません。
 
平成20年1月31日東京スポーツ新聞の記事より。

走り込みについては、ダルビッシュ投手が疑問を呈したことで話題になりました。
 
ポジションによっても違いますし、必要性については意見が分かれるところでしょう。
 
いまでは専門家の意見も動画で視聴できるので、自分なりの結論を出してみてはいかがでしょうか。