ヤンキースに入団した井川投手は、大リーグのマウンドの感触を初めて体験した時、ヤ軍関係者と30分近く話をしたそうです。
井川投手はマウンドを足で踏みつけたり、指で触ったりして感触を確認しました。
大リーグのマウンドは日本より土が硬く、荒れにくい反面、スパイクが噛み合いにくいと言われています。
それでも井川投手は
「(硬くても柔らかくても)どちらでも構わない。硬いマウンドは日本にもある。硬さに違和感はない」
と全く問題にしていない様子です。
調子に応じてフォームを変える ダルビッシュ投手と豊田投手
ダルビッシュ投手や豊田投手はその日の調子によって投球フォームを微妙に変えるそうです。
といった意味のことを言っていました。
2007年のダルビッシュ投手の快進撃はまさに文句のつけようがなく、日本ハムをパ・リーグ優勝させた立役者の一人であることは間違いありません。(これを書いている時点ではまだ日本一が決定していません)
「調子が悪い」と感じても違うフォームで対応できれば、シーズン中成績を大きく崩すことも少なくなると考えられます。今年のダルビッシュ投手の好投は、こういった工夫が支えていたのではないでしょうか。
ちなみにこの記事は中日ドラゴンズがセ・リーグ制覇を決めた日(07 10/20土)に書いています。ジャイアンツは負けてしまいましたが、中継ぎの豊田投手は素晴らしいピッチングでした。
テレビ中継の解説で、「豊田投手は何種類かの投球フォームを使い分ける」と言っていました。
ダルビッシュ投手の話を聞いていたので、またもや「へぇ、そうなんだ」と心に残りました。
何種類かのフォーム(といっても非常に微妙な違いなのでしょうが)を持つというのは非常に効果的なのではないでしょうか。