山本昌投手のラジコン「身体のセッティングを考えるきっかけ」

前ページからの続きです。
 
山本昌さんのラジコン好きはよく知られています。
 
それは単なる趣味ではなく、野球のトレーニングへの意識にも影響を及ぼしていたようです。
 
※このコンテンツは「週刊文春」2016年1/7号176~180ページを参考にしています。
(参考にさせて頂いた書籍等はピッチング上達コンテンツにまとめています)


阿川 他にはどんな出会いが?
 
山本 96年のことですが、初動負荷理論という理論を唱えてらっしゃるワールドウィング社の小山(裕史)さんとの出会いが大きいですね。
 
たまたま彼の会社のトレーニングマシンをチームが導入していて、その設置に来られていて話をしました。
 
阿川 最初にあったときに何を言われたんですか。
 
山本 動き方ですね。「昌君、もうちょっとこう動いたら、もっと投球が良くなるよ」って。
 
ちょうど前年、膝を故障してて二勝しか出来ておらず、三十歳で身体をちょっと変えなきゃと思っていた時期で。
 
阿川 もうその頃は最多勝、沢村賞のタイトルを獲得されてますよね。
 
山本 ええ、以前なら「野球したことがない人が沢村賞投手に意見するのか」と思ってしまったかもしれませんが、その前年にラジコンという趣味に出会うんですね。
 
阿川 ラジコンと身体の改造が関係するんですか!?
 
山本 ラジコンやってる人ってすごいんですよ。コンマ何秒記録を上げるためにいちいち車体をばらしてマシンのセッティングを変えて。仕事じゃないから一銭にもならないにもかかわらずですよ。
 
自分はプロの選手としてそこまで理論的に技術や身体をセッティングしてきたかと反省したんです。
 
阿川 ああ、それでラジコンに倣おうじゃないかと。
 
山本 ラジコンによって頭が柔軟になって身体のセッティングを変えようと思ったんです。この出会いが無かったら、間違いなくもっと早く身体の限界が来て引退してるでしょうね。


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