楽天田中投手が逸材であることに間違いはありませんが、プロで生き残るにはクリアする課題がまだあるようです。
 
07年2月時点での、各方面の評価をまとめてみます。

田中投手は以前からフォームのバラつき、下半身の未熟さが指摘されていました。

山崎武選手:「力はあるが、まだまだ高校生の体」
 
金崎コンディショニングコーチ:「素質を生かしきるだけのスタミナ、筋肉がまだ備わっていない」
 
首脳陣のひとり:「さほど負けた経験が無いので、負けた後のモチベーションの上げ方に苦労する傾向がある。これだけは経験しないとわからないし、教えてそう治るものではない」
 
別の首脳陣:「最初2勝して、多少の自信をつけてから、打ち込まれて2連敗くらいしてくれると、後々の彼のためには良い」

田中投手がこれらの課題をクリアできたら、さらにとんでもない投手になるのでしょう。

マウスピース使用 広島 福井投手 ロッテなのに?今江選手も

日本のプロ野球では、広島の前田智選手をはじめ、マウスピースを使う野手はたくさんいますが、ピッチャーでは日本ハムのダルビッシュ投手くらいなのだそうです。
 
広島にドラフト1位で入団した福井優也投手は、噛む力が120kgあります。20~39歳の一般男性の平均値が93kgなので、かなり高い数値と言えます。
 
 
ピッチングでは強い球を投げる際に歯を食いしばることが多く、噛む力が強すぎると奥歯がボロボロになるおそれがあります。
 
そのため福井投手はマウスピースを着用を考えています。
 
平成23年1月19日 東京スポーツ新聞の記事を参考にしました。
 
マウスピースについてもうひとつ。
 
ロッテのベンチには親会社のガムが山積みになっており、ロッテの選手は練習から試合中まで噛んでいます。
 
プロアスリート用のガムなども「ガムを噛むことで集中力が増し、リラックス効果も生まれる」という触れ込みで選手に配られたりしています。
 
 
しかし今江選手がマウスピースを使用し始めたところ、バッティングの調子が非常に良くなりました。
 
これを見て福浦、サブロー、藤田といった各主力選手もそろってマウスピースを歯科医に発注したのです。
 
 
マウスピースを口に含む選手が増えたことで、「試合中に選手がガムを噛んでいるのはみっともない」という抗議電話は減るようですが、ロッテ本社としては複雑な心境かもしれません。