プロ野球の巨人と横浜に在籍した駒田徳広さんは1993年、開幕から極度の打撃不振に陥ります。

スランプ脱出のために「スタンスの幅」「グリップ位置」「調整法」など、あらゆることを見直してみましたが改善の兆しが全く見えません。


打率は2割3分台と低迷します。
 

 
そして「これまでのやり方を変えないと、いつまでも打てない」と気づいたのは横浜に移籍した後だったそうです。
 
これが「プロ野球選手の更年期障害」というべきもので、これを駒田さんに教えたのは王さんでした。
 
王さんいわく

どんな選手でも30歳を過ぎたところで壁にぶち当たるもんだ。今まで当たり前のように出来たことが突然出来なくなる。そこが大きな分岐点なんだ。

実際、30歳を過ぎてから急に衰え、そのまま引退する選手は非常に多いです。この時期を乗り越えることさえできれば40歳近くまで現役を続けられる可能性も出てくるそうです。
 
乗り越えるためにはフォーム、肉体改造など、これまで積み上げてきたものを全て捨て去り、新しいものに挑戦する勇気も必要になります。