巨人や日本ハム、そしてメジャーリーグレッドソックスで活躍した岡島秀樹氏のインタビュー記事が、雑誌「週刊ポスト」に掲載されていました。
 
チームの雰囲気の違いや、メジャーで受けた衝撃など、興味深い内容なので一部を抜粋して紹介します。
 
このコンテンツは週刊ポスト2016年12/2号25ページを参考にしています。
 
(以下敬称略)

岡島 メジャーは全てが華やか。移動はチャーター機で宿泊先は五つ星ホテル。スタジアムの規模も雰囲気も日本とはまったく違う。
 
最近は日本にも”現役バリバリの大リーガーが移籍”と大物選手が来るケースがありますが、本当に凄い選手はアメリカから出ません。僕はホンモノが集まる場所で現役を終えたかったんです。

巨人・日ハムのチームカラーの違いとメジャーへの意識

岡島投手がメジャーを意識しだしたのは、巨人から日本ハムへトレードされた06年でした。
 
二つの球団でプレーを経験し、チームの雰囲気の違いも強く感じたようです。
 
 
岡島 巨人は伝統ある球団だから制限が多いんです。
 
僕は力を込めると頭が下を向く癖があって、投げる時は思いっきり地面を見ちゃうんですが、巨人では”下を向かないようサイドから投げろ”とフォームを矯正されそうになった。
 
試合に負けた日はロッカールームでさえ浮かれた姿を見せられない。笑顔を見せたら”負けたのにヘラヘラするな”って怒られる。
 
でも、日ハムは違った。試合に負けた日ほど選手たちは努めて明るく振る舞い、”今日はボロ負けしたけど、とりあえず飲みに行って忘れようぜ”ってなる(笑い)。
 
当時はヒルマン監督でメジャー帰りの新庄(剛志)さんもいて、球団がメジャーを意識した自由で明るい雰囲気づくりをしていた。
 
それが僕にはやりやすくて、漠然とメジャーっていいな、行きたいなって思うようになったんです。

メジャーで受けた強烈な洗礼

翌年には希望が叶い、岡島投手のレッドソックスに移籍が実現します。
 
すると”ホンモノが集まる場所”は岡島投手にいきなり強烈な洗礼を浴びせます。
 
 
岡島 初登板の初球、日本の常識では”絶対に痛打されない”アウトローの真っ直ぐを投げました。
 
それがいとも簡単にホームラン。しかも相手は8番バッターですよ。
 
震えるほどショックだったけど、この一球のおかげで自分がすべきことがわかった。以後、打者の研究、投球術を磨くようになり、その年の世界一にも貢献できました。


 
ちなみに、インタビューにも出てきた岡島投手独特の「あっち向いてホイ投法」はメジャーでも通用しています。
 
岡島投手の防御率は、日本よりメジャーのほうが向上しているのです。
 
本来の実力に加え、研究・研鑽の成果が身を結んだのではないでしょうか。