川尻哲郎さん サイドスローと「自分のリズム」

川尻哲郎さんは日産自動車でピッチャーとして在籍していましたが、入社してしばらくは泣かず飛ばずの状態が続きました。
 
 
ある時当時日産自動車の監督を務めていた村上忠則さんから「横から投げてみないか?」とサイドスローへの転向を勧められました。
 
しかし川尻さんはその勧めを頑なに拒否しました。
 

自分のフォームにプライドを持っており、「横から投げるなんて邪道」と考えていたのです。
 
 
しかし、ある試合でボコボコに打ち込まれたことをきっかけに、思い切ってサイドスローに転向しました。
 
 
するとこれが大正解で、ストレートのスピードは135kmから145kmへと10kmもアップし、変化球はより曲がるようになりました。
 
カーブの握りも昔のままで腕を下げただけ。それなのにコントロールをつけるのもそれほど苦労せず、1ヶ月ほどで実戦登板できるまでになりました。
 
 
サイドスローに転向して成功したエピソードをもうひとつ。
 
巨人に在籍していた斉藤雅樹投手は当時の藤田元司監督から「腰の回転が横回転だからサイドスローに」とアドバイスを受け、サイドスローに転向しました。
 
その後の斉藤投手の活躍は言うまでもありません。


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阪神小山正明コーチ 川尻投手に「自分のリズムを作れ」

1998年、阪神に在籍していた川尻哲郎投手は、思うような結果が出ずに悩んでいました。
 
 
ある日投手陣が集まって食事会を開いていると、小山正明コーチが投手陣に向かって
 
「自分の登板前のリズムを作りなさい。それができないと一流にはなれない。登板前だからといって普段のリズムを崩してはダメだ」
 
と言ったそうです。
 
投手全員に向けての言葉だったのですが、悩んでいた川尻投手は自分への言葉と感じたそうです。
 
そこで川尻氏は「普段のリズム」を実践します。
 
 
それはなんと登板前でも「仲間と飲みに行くこと」。
 
 
その結果、途端に成績が上がり、98年の5/26にはノーヒットノーランも達成しています。その前日も飲みに出ていました。
 
 
川尻投手と同じことをやろうとすると、現在ではコーチや監督から大目玉をくらうかもしれません。当番前には酒類を飲まないという投手は多いようですし、体調を考えれば肝臓に負担がかかる飲酒は勧められません。
 
 
ただ、投手に限らず「自分のリズムを持つ」ことが大事なのはどうやら間違いないようです。
 
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