「プロ野球守備・走塁バイブル」で、吉田裕太捕手がキャッチャーの捕球のコツを解説されています。
同書の32ページから一部を抜粋して紹介します。
※所属チームなどは同書発行時点のものです
(このコンテンツは「プロ野球守備・走塁バイブル」(Amazon)32ページを参考にしています)
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- 週刊ベースボール2018年09/10号キャッチャー特集
- Baseball Clinic2019年08月号 特集:捕手の配球教本
- 週刊ベースボール2020年05/04号 特集:今だから捕手を考える
※いずれもサンプルを読む・Kindle版あります
焦らない・下から上に捕りにいく
吉田捕手は、まず「焦らないこと」を強調しています。
捕手は一人だけ向いている方向が違います。打者はもちろん、走者の動きも見ることができます。
だからといって、相手の動きにつられて焦ってはいけない。
ミスが失点につながりやすいポジションなので、落ち着いてていねいにプレーすることが重要です。
例えばバントなどの処理。ほとんどの場合が球に勢いのない状態で、捕球するまえに投げる方向を向いてしまうと、捕球ミスにつながります。
キャッチングのコツは「下から上に」です。
投手が投げた球や野手からの返球を受ける際のポイントは、下から上に捕りにいくこと。
地面と体の間に極力隙間を作らずに、体もミットも常に下から球に向ける意識です。そうすれば、後ろに逸らすことも少なくなります。
あとは、球を怖がらないこと。怖がって逃げ腰になると、防具を着けていない部分に当たってケガにつながるので、球から目を切らずに、正面で球を止めることを心がけてください。
捕手にとって一番重要なのは安心感です。どんな場面でも元気よく大きな声で仲間に指示を出しましょう。