城島捕手 ヒザをついてランナーを刺す理由

「すぐマネしたい バッティング 守備 ・ 走塁 トッププレイヤーの技術」に、城島健司選手がキャッチャーというポジションについて語っている記事がありました。
 
キャッチャーがやるべきことや心得など、城島捕手の考え方がわかります。
 
一部を抜粋して紹介します。
 
(このコンテンツは「すぐマネしたい バッティング 守備・走塁 トッププレイヤーの技術」94~95ページを参考にしています。選手所属チームなどは当時のものです)

キャッチャーがやるべきこと

・投手が捕手を育てる、捕手が投手を育てるといいますが・・・。
 
城島 投手が投げないと野球は始まらないんです。投手が捕手を育てるのとその逆は違うと思うんです。捕手はあくまで二番手なんです。
 
だけど経験によって投手に合わせられるとは思いますよ。昔は形がない捕手だったんで、その形のないアメーバみたいなところに工藤(公康)さんが入ってきて形を作ってくれた。武田(一浩)さんもそうでした。
 
今度は僕の形が出来つつある中で、その形にはめ込もうとはまったく思わない。やっぱり投手というのは左投げや右投げなどバリエーションがあるから戦力になる。それを同じ配球していても投手の良さなんて何もでない。
 
例えば和田(毅)が△ならば僕も△にならないといけない。大きなものならば小さくはできる。でも僕自身が小さかったらそうはできない。和田もその△を大きくして行くわけだから、僕もそれに負けないように△を大きくして行かないといけない。
 
 
・育てるというより相乗効果
 
城島 僕の場合は合わせるという感じ。明日、寺原(隼人)が投げるなら、寺原が□なら□に合わせないといけない。それが合わせられるようにはなったと思います。
 
ただ、「俺について来い」と言って俺の形に染めちゃってもチームとしては良い方向には行かないと思うんです。だから投手を育てるというよりも合わせる。あくまで捕手は2番手ですから。
 
基本的には「ここに来てくれるだろう。来ないかもしれないな」というのが捕手ですから。アウトコース低めにいつもきちっと投げられれば捕手は誰でも良いんです。ほとんど打たれない。
 
「ちょっと甘くなっているなあ」という時にそれをどうするかを考える。それを補うのが経験だし、捕手のリードだと思うんです。「ここなら何%で抑えられる、ここは何%」と抑えられるなら、データ会社の人がマスクかぶってパーフェクトできますよ。
 
でもそんなのは絶対にないんだから。それに逆に考えるとそういう甘い球がなかったら打者は飯を食って行けないですよ。
 
 
・それが経験が大事と言われる部分ですよね
 
城島 まあ、基本的には悪い球はしっかりと止める。それだけて良いんじゃないですか。

「走らせないこと」が一番

・スローイングについてです。ヒザを付いての送球を練習でやっていますが
 
城島 実戦でもやっていますよ。あれはパフォーマンスだけじゃないんです。例えば相手は僕の肩の強さも分かっていて「これぐらいなら楽にセーフだ」と思っている。
 
そういう時にヒザを付いて投げたら「あれ?」っと思うはずなんです。「もう少し早くスタートしないと」と考えるはずです。決して「全部、殺す」ということではない。盗塁なんて投手との共同作業なんです。どうしてもセーフの時もある。そんな時に間一髪でボールが来れば次から考える。
 
僕はランナーを動かさないことが一番の防御だと思う。その一つの要因にはなると思う。コンマ何秒の中で勝負しているわけだから、いろいろやりますよ。とにかく盗塁を試みさせないことがチームの強みだと思う。基本的に盗塁ってアウトになるようにできているんです。ちゃんと捕ればアウトなんです。
 
だから投手にも「普通にスタートして普通に投げればアウトになるようにできている」と言っています。投手が盗塁に気を使わないようにして、ホームベースに集中することに繋がればと思っています。
 

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