西武ライオンズの袴田英利バッテリーコーチが「プロ野球守備・走塁バイブル」で、キャッチャーの捕球練習について解説されています。

同書の35ページから一部を抜粋して紹介します。


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捕手に最も重要な技術はキャッチング 「あとはすべてついてくる」

「捕手にとって一番大事な技術は?」の質問に、袴田コーチはこのように回答されています。

まずはキャッチングです。
 
キャッチングがうまくなるということは、次の動作に素早く移れるということ。
 
もちろん、フットワーク、足の運びやスローイングも大事ですが、キャッチングがうまければ、あとはすべて流れとしてうまくついてくるようになります。
 

それではそのキャッチングはどう練習すれば良いのでしょうか?




当てる・置かせる練習で「一番強く捕球できる位置」把握 森友哉選手も実践

ちょっと意外ですが、袴田コーチが推奨するのは「キャッチ」の練習ではありません。

キャッチングの上達法として一番早いのは、マシンがあるならマシンで、ないようであれば近くで投げてもらって、ミットを壁のような形にして、受けずに落とす。
 
イメージとしては、「つかむ」のではなくて「当てる」「置かせる」感じ。
 

この練習を続けることで、このような感覚が得られます。

これは、ウチの(森)友哉にもやらせているのですが、とにかくマシンで疲れるぐらいまでやり続けると、自分の捕球が一番強くできる位置が分かってくるようになります。

成果を得るには、継続する必要があります。

とにかく腕の筋肉がつってしまうぐらいまでやって、その自分の一番良い形のところを体に覚えさせるのです。
 
覚えられたら、あとは、来たボールに対して常にそこに置いていくだけです。

袴田コーチにとって、キャッチャーの捕球は「つかむ」動作ではありません。

僕の考え方としては、「キャッチング」は、つかみにいくのではなく、投手のボールの勢いを利用してミットに入れて、捕る。
 
これだと、つかんでないからスローイングにもすぐに入れますからね。
 

キャッチャーの捕球練習の際には参考にしてみて下さい。