マリナーズの城島選手は大リーガーである07年現在でも、春か秋には帰国してキャッチャーミットを作ります。
ソフトバンクホークスのブルペン担当である森浩之氏が城島選手のキャッチャーミットの型を作るのだそうです。
城島選手のミットはポケット部分が浅いのが特徴で、これはボールをすぐに握るための工夫です。
城島選手は「オレのミットを作れるのは森さんしかいない」と考えています。
ちなみに城島選手は肩が非常に強く、二塁への盗塁を阻止する際に以前は座ったまま投げていましたが、この投げ方は肩を傷めやすいので、一般には勧められません。
野球評論家の大沢啓二氏がテレビで「城島の座ったままの送球は真似しないほうがいい」と指摘したことがあるそうです。
城島選手も実際に肩を痛めたことがあるため、現在は座ったままのスローイングは行っていません。
メジャーの挟殺プレーは遅い?
レッドソックスに移籍した松坂投手と岡島投手が、日本の野球とメジャーリーグで明らかな違いを感じたことがあります。
それは守備での「挟殺プレー」で、簡単に言うとメジャーでは挟殺のタイミングが遅いのです。
岡島投手いわく
「こういうプレーは、日本の方がうまい。こっちの人は肩が強いけど(走者の)追い方がちょっとね。もう少し早く殺せばいいのに、と思っちゃいます」
松坂投手は
「日本のコーチなら間違いなく許されないでしょう。日本だと1、2回挟んでアウトのところを、こっちは4、5回かかるのが普通」
と言っています。
このへんはスモールベースボール・日本の面目躍如といったところでしょうか。