前田幸長氏の森福投手評 どんな球種でもストライクを

2011年11月16日の日本シリーズ第4戦、2-1の6回無死満塁で登板したソフトバンクホークスの森福投手は、一打逆転のしびれる場面をものともせず、中日の打者三人をうちとり、無失点で切り抜けました。
 
この日本シリーズで最も盛り上がった場面のひとつではないでしょうか。
 
11月26日の東京スポーツ新聞で、前田幸長氏が森福投手についてコラムを書いていました。

ピッチャーとしての考え方が参考になるので、以下に抜粋して紹介します。

今季の森福投手は、いわゆる「球の出し入れ」が格段にうまくなりました。
 
つまり、コントロールミスが少ないから、外からも入れるし、逆に内から外へ逃げたり、変幻自在に投げ分けられるのです。
 
前記の日本シリーズ第4戦で小池選手を三振に仕留めたシュートは、彼の決め球。天下一品の切れ味です。
 
相手が小池選手のような右打者は「ストライクにきたかな」と思いきや、そこからゾーンぎりぎりに逃げていくから、慌てて手を出してしまう。非常に有効的なボールといえるでしょう。
 
 
スライダーも申し分なしです。
 
右打者はインサイドに決められれば、打球をフェアゾーンに飛ばすことが困難。バットの芯に当たっても、ファウルの確率が高くなるのです。
 
外から入ってくる場合でも、右打者はボールが遠くに見えてしまうからバットを振らない。というか、簡単に手を出すことができないのです。
 
しかし、実際の判定は「ストライク」。森福投手のスライダーがミットに収まった瞬間、相手打者は天を仰ぐ。このシーンはホークスファンの方々の脳裏に焼き付いているのではないでしょうか。
 
(中略)
 
彼には、こんなアドバイスを送ったこともありました。
 
「いつでも、どこでも・・・。どんな状況においても、ストライクを取れる技術を身に付けろ。真っすぐではストライクを取れて当たり前。
 
どの球種でもストライクを取れるようになれ。俺も現役時代、こう言われてきたんだ」
 
真剣なまなざしで僕の話しに聞き入っていた彼は、深々と頭を下げて「ありがとうございます」。
 
その場で”何か”のきっかけをつかんだ様子が、はっきりと分かりました。

 
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