このコンテンツでは、バッティングに関するエピソードをまとめています。

超一流と呼ばれる選手がどういう練習をしているのか、その一端も紹介しています。

王監督突然のバッティング講義「手をムチのように」

07年4月25日、熊本で予定されていたソフトバンク対西武戦は中止になってしまいました。
 
雨がやむのを待つベンチで、思いがけないことが始まりました。
 
王監督がバットを手に、打撃について語り始めたのです。
 

 
今期王監督は、選手の指導を秋山総合コーチや新井打撃コーチにほとんど任せています。練習で王監督が直接指導する機会は少なくなっているのです。
 
そんなとき、ベンチで始まった突然の王監督直伝の「打撃講義」。これには選手も大喜び。
 
的場選手は「腕をしならせて、ムチのように手を使うように」と言われたそうです。
 
王監督の講義は試合中止が決まる18時20分まで続きました。
 
その後ソフトバンクは連勝を続けています。思いがけない臨時講義の効果は間違いなくあったようです。

大橋未歩アナ目撃 超一流の練習「手の皮が剥けてからが本番」

テレビ東京の大橋未歩アナウンサーがプロ野球の取材をしていた際、一流と呼ばれるある打者の練習を目にしました。そこで聞いた話を、大橋アナは忘れることができないそうです。
 
その選手は一流と呼ばれるようになっても秋季練習に欠かさず参加し、バットを振り続けます。
 

 
長いこと打撃練習を続けると手の皮がむけてきますが、その選手によるとそこからが「本番」になります。
 
手の皮がむけてもバットを振り続けると手のひらの神経がマヒして、痛みを感じなくなります。するとそこからまた余計に練習ができるのだそうです。
 
なんともすさまじい話です。
 
いわば「一流の結果を出すための超一流の練習」を大橋アナは目撃したわけです。