城島健司選手 バッティングの心構え 常に考えて研究するなど

すぐマネしたい バッティング 守備 ・ 走塁 トッププレイヤーの技術に、城島健司捕手(当時)が、バッティングにおける心構えを解説されていました。
 
素振りの際に意識することなどを、10~11ページより抜粋して紹介します。記事中の所属チーム等は当時のものです。

打者は待つ準備を怠らないこと

-10回のうち3回打てば良い打者です。気持ちの切替えはどうしているのですか?
 
城島 よく凡打した時に「次あるよ」とか言われますけど、その時に自分自身が悔しがらないと次の切替えもできないと思う。だって今日の打席って二度と来ないんですよ。取り返せない。
 
「しょうがない」と言う人もいますけど、しょうがなくない。ダメだったんだから。「クッソー」と思って眠れないこともあるから次の日の結果も出るんです。結果を出したくなる。一回しかない打席を決して無駄にはしたくない。だから甘い球をしっかり打ちたい。
 
それに打つ準備を行わないということは、そこではチームを代表して打席に立っているわけだから失礼ですよ。打者は投手が投げないと始まらない、”後手”なんです。だから待つ準備を怠らない。これがバッティング練習だし、前の日のミーティングだし、準備を怠るのはプロとして失格だと思うんです。
 
-良かった打席より打てなかった打席を考える方なんですね。
 
城島 それがなかったらダメですよ。だって良い結果を出そう、と思って打席へ行く。ならば結果が出るのが当然なんです。
 
その思いは人一倍強いですよ。理想が崩れて行くから「4の3」や「4の1」になる。「しょうがない」と言われても慰めにもならないですね。

素振りの重要性と「常に考え、研究する」

-打席で考えていることは何ですか?
 
城島 まずボールを良く見ることです。見えなければ勝負にならない。それにボールを長く見ること。ということは手元まで引き付けるということです。
 
子供の頃、手でボールを打ったりしている時には当たり前にやっていることですよ。身体の近くで本能的に打っているはずです。
 
 
-素振りに関してはどうですか?
 
城島 素振りは大事だと思うんです。自分のテンポで自分が振りたい所を振れる。ヘッドスピードもつくし、静かな所で振ればどこで音が鳴っているかも分かる。
 
でもシンドイんですよ。ただ、その際にもいろいろと考えないとダメなんです。「どうすれば上手くなるか?どうすれば球が遠くまで飛ぶか?」しっかりと自分で考えながらやる。そうすれば「力をつけよう」とか「スイングスピードを上げようとかいろいろ方法を考えるはずです。
 
やるのは自分ですからね。コーチはあくまで他人なんです。何か言われても「はい、はい」とやるんじゃなく、しっかりと考えること。その上で自分を発見すること、感じることが大切です。
 
 
-昨日より今日と・・・
 
城島 そうです。僕は「昨日より必ず遠くへ飛ばせ」と教わってきた。すぐに変わるわけがないんですけど、でも「どうすれば良いのか?」は常に考えていました。
 
それで日に日に(ボールが)飛んで行くようになりましたね。自分より良い成績の人を研究することです。「何でこの人はこうできるのか?」と。凄いな、だけで終わるんじゃなく考えることです。
 
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最後に、城島選手のバッティングのポイントをまとめます。

1 10割を目指す
10割を目指してはじめてそれなりの数字が現れる。
 
2 インコースに目付を
インコースぎりぎりのコースに目付けをしてから打席に立つ。
 
3 右手でとらえ身体の中で勝負する
右打者なら右手でとらえる意識を持って打てば、最もボールに力を伝えられる。
 
4 詰まることを恐れない
打撃は詰まってこそナンボ。それぐらいまでボールを引き付けて打つ。
 
5 準備をしっかりと行う
打者は投球を待つ後手である。待つ準備ができれば良い結果が見えてくる。

 

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