このコンテンツでは、バッティングに関するエピソードを二つまとめています。

王監督の「ホームランバッターが打席で持つべき気構え」についても紹介しています。

城島選手 不調の原因「下半身の粘り不足」

マリナーズの城島選手は07年の3月3日、パドレスとのオープン戦に7番で先発しましたが、2打席ノーヒットでした。
 
城島選手が不振の原因を自己分析したところ、
 
「目ではボールをとらえているつもりだけど、下半身の粘りが足りない」
 
との結論に達しました。下半身の粘りが足りないと、思ったようにボールを引きつけてスイングできないのです。

王監督の考えるホームランバッターとは

1985年、巨人軍に在籍していた駒田徳広選手は王監督からホームランバッターとして期待されていました。
 
そのため王監督は、駒田選手が初球を打ってヒットにしても決して喜ばなかったのです。
 
王監督は次のように言ったそうです。

本当のホームランバッターというのは、ホームランできるボールをしつこく待ち続けるものだ。
 
それじゃ、ホームラン王のタイトルはいつまでたっても取れないぞ。

管理人なりにこの言葉を解釈するなら、
 
「ヒットを打てるボールが初球から来て、それを打ってもヒットしか生まれない。ホームラン王を狙うならヒットで妥協せず、ホームランを狙えるボールをしつこく待て!」
 
ということではないでしょうか。
 
いささか厳しい言葉にも聞こえますが、ホームランに対して妥協を許さない王監督の姿勢を良く表しているとも言えそうです。