(※管理人注:2017年7月31日、稲葉篤紀氏が侍ジャパンの新監督に就任しています)

小久保監督率いる侍ジャパンでは、最終的にDeNAの筒香選手が四番を務めました。


小久保監督は中田翔選手を四番に、いう思いも強かったようですが、ジャーナリストの鷲田康さんは、かねてから筒香選手が四番にふさわしいと主張されてきました。
 
その理由のひとつが、雑誌週刊文春 2017年3/9号(Amazon)の「野球の言葉学」でとりあげられていました。
 
一部を抜粋して紹介します。

もちろん中田は日本ハムでも四番を打つ、日本有数のスラッガーであることは否定しない。ただ、ことWBCという国際大会で勝ち進み、メジャーの超一流投手を相手にするとなると話は別なのである。
 
中田は日本流のいわゆる前さばきの打撃で遠くに飛ばす打者である。この打法だとメジャーの速くて、動くボールへの対応が難しい。
 
筒香はオフにはドミニカのウインターリーグに参加するなどして、動くボールへの対応を研究し尽くしてきた。
 
その結果、ポイントを後ろに置いて強く逆方向に打ち返す打撃を身につけている。対メジャー投手という点では、筒香の打撃にアドバンテージがあるのは明らかなのである。
 

稲葉ジャパンの初陣は11月16日の韓国戦であり、当面の目標は東京五輪での金メダルです。
 
これから経験を積むことによって、筒香選手とともに中田選手も進化したバッティングを見せてくれるのではないでしょうか。