王貞治現ホークス会長が現役時代、一風変わった特訓を行っていたのはよく知られています。

東京スポーツ新聞に、その特訓の内容に関する記事が掲載されていました。


まずは真剣スイングについて。

居合の極意を剣道家に習い、日本刀で素振りを繰り返した。
 
そして天井からつり下げた糸の先に付けた紙を日本刀で切ったり、一本の太いワラ束を真っ二つに切断するというものだ。
 

 
「ワラ束は、普通に振っても必ず途中で止まってしまう。スパッと切るには、刃を返さないで振りぬく技術が必要。
 
王さんはもともと筋力があるほうではなかったと聞いているが、荒川さんとの練習であれほどの大打者になった」(首脳陣)
 
真剣といえど、インパクトの瞬間に自らの力を無駄なくワラにぶつけなければ切断は不可能。
 
また、つり下げられた紙をきれいに切断するためには紙の側面から刃を入れる必要があるため、極度の集中力が要求される。

割り箸トレはこんな感じです。

これは練習相手に持たせた割りばしを、普通の名刺で切るというトレーニング。
 
一般人でも練習すれば、割りばし1本は切断できるそうだが
 
「王さんは5本まとめて切ることができた。これは、割りばしのさらに先にまだ切る対象物があるとイメージしてやらなければダメ。
 
真っすぐピシッとはしを切ることは、バットをしっかり振り切れることにつながる」

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