中日ドラゴンズの森野将彦選手が、「プロ野球守備・走塁バイブル」でおすすめの守備練習法を解説されています。
そのキモは「いろいろなポジションの守備を経験すること」です。
同書の45ページから一部を抜粋して紹介します。
いろいろな守備位置でノックを受ける「全てが活きて自分のためになる」
森野選手は「本職ではない守備位置でもノックを受けよう」として、様々なポジションでノックを受けるよう勧めています。
もちろん、自身もこの練習法を実践しています。
いろいろなポジションに入ってノックを受けてください。
僕は昨年、一塁でゴールデングラブ賞を受賞しました。
この賞をいただくのは初めて。でも、シーズン中、一塁の練習だけをしていたわけではなかったんです。
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「ひとつのポジションを極めるほうがよい」とも言えそうですが、森野選手によると「いくつかの守備位置を経験すると自分のためになる」そうです。
もともと、試合に出るために内野も外野も守りました。
レギュラーに定着したのはサードでしたが、昨年はファーストでした。練習では、セカンドやサード、ときにはショートも守りました。
ポジションごとに動きが違うのは当然です。ステップも違ってきます。
でも、すべてが自分のためになります。細かい足の運び、前後左右の動き、すべてが生きてきます。
外野手もときには3ポジションすべてを守ってみてもいいかもしれません。何かしら、気付くことがあるでしょう。それがレベルアップにつながります。
反復練習も欠かせません。
あとは量ですね。時間のあるときは、打球を200本、300本と受けてみてください。
余分な力が抜けて、自然体で捕れるようになってきます。
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