千葉ロッテマリーンズの鈴木大地選手が、「プロ野球守備・走塁バイブル」で守備における意識について解説されています。

日ごろのキャッチボールで考えておくべきこと、捕球でのイメージが語られています。
 

 
同書の33ページから一部を抜粋して紹介します。(所属チームなどは同書発行時点のものです)

鈴木大地選手 毎日のキャッチボールが大きな差&「アメンボ」のイメージ

鈴木選手はまずキャッチボールの重要性を強調しています。

バットを振らない日やノックを受けない日はあるかもしれませんが、キャッチボールをしない日はないはずです。
 
毎日やることだからこそ、雑にやればその動きが体に染みついてしまいます。
 
きっちりやっていれば、後々に大きな差となって表れます。
 
一流の選手はキャッチボールの際、いつも一定の強さで同じ場所に投げています。これが送球にもつながっているのです。
 

鈴木選手は捕球において独特のイメージを持っており、捕球動作でもいくつかのポイントを意識しています。

捕球は正面に入ることが基本です。ただ、それがすべてではありません。日々の練習の中で、打球に応じて自分にとってもっとも捕りやすいポジションを探すことが重要です。
 
僕の中で捕球動作は「アメンボ」のように動くイメージです。水面をスーっと動くように球に向かっていく。そのときにしっかり下から球を捕りにいかなくてはいけません。
 
上半身の力は抜き、下半身でバランスを取りながら速く動くことがポイント。捕ってからもステップを踏む右足で力強く踏ん張れるかで送球の正確さに差が出ます。
 
だから、普段からしっかりと下半身を鍛えることを忘れないでください。
 

守備のイメージは選手各自で様々なものがあります。
 
鈴木選手の「アメンボ」も試してみてはいかがでしょうか。