平成24年3月7日の東京スポーツ新聞に、巨人・東野投手のフォームと禁酒に関する記事がありました。

このコンテンツを作成する時点ではかなり古い記事になるのですが、参考に紹介します。


東野投手は、同年のオープン戦で3試合連続無失点の結果を残すなど好調を維持していました。
 
その理由のひとつは新しく取り組み始めたフォーム改造にありました。

昨季までは投球動作の途中でグラブを肩の位置まで上げていたが、現在は腰の位置にキープ。
 
東野は「余計な力みがなくなった。下半身に安定して重心が乗っている。変えて良かった」と手応えを感じている。
 

川口投手総合コーチは、「フォームがしなやかになった。今年は10勝以上は必ずする」と太鼓判を押しています。
 
変えたのはフォームだけではありません。
 
この年の元日を機に、大好きだったお酒をキッパリやめたのです。
 
前年までは「ビールなら500ml缶で5~6本、それに焼酎をロックで。登板日も関係なく家で毎晩ベロンベロンになるまで飲んでいた」のです。
 
これほど好きだったお酒をやめるきっかけになったのは、前年末のバッテリー食事会です。
 
酔った席で東野投手が「来年は酒をやめようかな・・・」と”軽い冗談”をつぶやいたのを内海選手、阿部選手が聞き逃しませんでした。
 
二人が「おい、言ったよな?」と突っ込んだので東野投手は「言いましたよ!」やめてやりますよ!と勢いで返してしまったのです。
 
成り行きでやることになってしまった感はありますが、禁酒した効果は大きかったようです。
 
年明けには91kgあった体重が2ヶ月で85kgまで減り、体のキレが増しています。
 
東野投手は禁酒についてこのように語っています。

原監督にも「成功を得るには、何かひとつ大事なものを捨てないといけない」と言われていましたからね。
 
結果を残した選手は、そういう覚悟を決めて野球をしている。僕の場合、それは酒だなと。
 
禁酒は筋肉にも良いと聞きましたし、自己管理の面でも決意しました。
 

往年の選手には「試合前日でも銀座でボトルを空けていた」なんて豪快エピソードもあるようですが、禁酒は概ね良い結果をもたらしているようです。
 
これは野球に限らず、スポーツ全般にいえるのではないでしょうか。