内野で守備動作に入る前の待機状態で、体は動かしていたほうが良いのでしょうか?

「プロ野球守備・走塁バイブル」で、北海道日本ハムファイターズ・中島卓也内野手が解説されています。
 

 
同書の30ページから一部を抜粋して紹介します。(所属チームなどは同書発行時点のものです)




中島卓也選手は「動く」派 他球団の選手も観察してみたら…

結論から書きますと、中島選手は「動く」よう心がけています。
 
理由についても解説されています。

守備動作に入る前は意識して動くようにしています。
 
投手が投げ始める前の準備ですね。小刻みに両足を動かしたり、後ろから前へ出るときもあります。
 
動く理由は、打球へ反応するために大事な一歩目をスムーズに出すためです。
 
動かない人もいますが、自分の場合は動いていた方がリズムが生まれるので、常にそうしています。
 
もちろん、投手が投げる球種や相手打者など状況も頭に入れた上で備えます。
 

他球団の守備の名手も「動いている」そうです。

他球団の選手の動きもよく見るのですが、阪神の鳥谷(敬)さんも、動きながら打球を待っています。
 
日本シリーズや交流戦で対戦したときも観察していましたが、土のグラウンドである甲子園を本拠地にしながら高い守備率を誇る理由が、そこにあると思っています。

とはいえ、そこは各自でやりやすさがあるので、一概には言えません。

何が正解かは分かりません。まったく動かない人もいますし、人それぞれだと思います。
 
僕の場合は高校時代から指導者に教わって、プロでも続けています。
 

待機状態に動くかどうかは普段の練習などで試してみるしかないようです。
 
守備動作がスムーズにいく、自分に合うやり方を採用しましょう。