「すぐマネしたい バッティング 守備 ・ 走塁 トッププレイヤーの技術」に、谷佳知選手のインタビュー記事がありました。
谷選手がバッティングで意識していること、スイングに対する考え方などを、一部抜粋して紹介します。
(このコンテンツは「すぐマネしたいバッティング 守備・走塁トッププレイヤーの技術(Amazon)」38~41ページを参考にしています。記事中の所属チーム等は当時のものです)
とにかく思い切りバットを振ること
・谷さんは泳ぎ気味でも打てる時が多いですね。
谷 泳いでも自分のスイングができれば良いわけです。
・詰まるのが怖い打者と泳ぐのが怖い打者がいますが・・・。
谷 僕は基本的に泳ぎ気味なんです。みんなよりタイミングを取るのが早いのかもしれません。昔からそうでした。近い所で詰まるより、前の方でとらえたいというのはあります。
・最近は身体の近くでとらえようとする打者が多いですが・・・。
谷 僕は逆ですね。身体に近づけるバッターは詰まっても飛ぶ、力のあるバッターです。僕はとにかくボールを芯に当てることを先決にやっていますから。身体も小さいから芯に当てる技術がなければ飛んでいかない。身体全体を使うし、詰まると飛ばないんですよ。
・変化球なども前の方でさばく感じですね。
谷 また別なんですけど、自分の理想のポイントに持ってこれるかが一番です。
・そのポイントというのは。
谷 身体が覚えてますし、「この辺だ」とは分かります。教えるのは難しいですけど(笑)。やっぱり身体で覚えるというのが一番です。だから練習しかないと思う。スイングして自分のイメージを植え付ける。
それと「思いきり振りなさい」と言いたい。振りきることが基本だと思います。技術などは高校過ぎてぐらいじゃないと生まれてこないと思うんで、素振りからしっかり振って欲しいです。
・やはり素振りは大事なんですね。
谷 そうです。それにスイングは全員が違うから、その人にあったスイングを教えないと伸びていかないと思うんです。1つのチームて1つの教え方ではダメです。野球には理想はないんです。自分の技術を考えながら身につける。編み出すということです。
メジャーでも日本でもいろいろなスイングをする人がいますから、それをマネするのも良い。その中で自分に合うものを見つけていく。時間はかかるかもしれないですけど、それが一番良いと思いますよ。いろいろなスイングを試す。よく見てマネすると。
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