2017年のシーズン、中日ドラゴンズの成績は不本意なものでした。

同年1月に同チームのゼネラルマネージャーを退任した落合博満氏は、4月下旬に名古屋で行われた講演の際、その時点で低迷していた中日ドラゴンズについて、このように語っています。


(このコンテンツは雑誌週刊文春2017年5/4・11合併号(Amazon)194ページを参考にしています)

今の中日に欠けているのは、自分に自信を持っている選手がいないこと。
 
打線は点を取れません。点が入ったときにピッチャーは自分の投球を忘れて、なんとか守り切ろうとするのが落とし穴。
 
同点なら負けはないからいいんです。
 

バッティングについてのアドバイスも。

チャンスで甘い球を振れない。
 
打ち損じて凡退したらどうしよう、余分なことを考えるから自分で自分を追い込んで手が出ない。
 
ランナーを頭の中から消して打てるボールを待っていれば道は開けるんだけど、どうやってシンプルに考えていけるか。これが自分を助ける道なんです。
 
森(繁和)監督はバタついていないが、コーチ陣には周りからの外圧で”心を病むなよ”と心配しています。

落合氏の分析が正しければ、ドラゴンズ復活の鍵は「自信と考え方」ということになりそうです。