「すぐマネしたい バッティング 守備 ・ 走塁 トッププレイヤーの技術」で、篠塚和典さんが谷佳知選手の打撃フォームを分析されていました。
谷選手のスイングのポイントを一部抜粋し、使用しているバットやバッティンググローブのこだわりなどと併せて紹介します。
(このコンテンツは「すぐマネしたい バッティング 守備・走塁 トッププレイヤーの技術(Amazon)」42~45ページを参考にしています。記事中の所属チーム等は当時のものです)
谷選手のスイングの特徴
篠塚さんによる、谷選手のスイング評は以下のとおりです。
・トップの位置はしっかり決まっており、トップから振り出すバットの軌道も良い
・基本的に体の前で体重を乗せて飛ばす打ち方 リストも柔らかい
・打った後に後ろ足を引きずるスイングだが、前の足でカベがしっかりできているので力が逃げない
谷選手のバット・バッティンググローブ
谷選手のバット
・ミズノ社製
ヘッド部分が重い、典型的なスラッガーバランス。飛距離にこだわり、ヘッドの効いた打撃を助ける。ミートポイントにフシがあるものを選んで使用する。これは、木材ではフシ部分が硬いといわれているため。
・全長約86cm
・重量約910g
バットを発注する際のポイントは、グリップの感覚が正確なこと。パッと握った時の感覚、ひらめきを大事にしており、少しでも違和感を感じたら、バット職人に削りなおしてもらう。
手がむくんだり、マメがなくなったりと手の状態は一定ではなく、バッティングの調子自体も変わります。その変化に対応するため、握りが太いものや細いものなど5種類ほどあります。重さの変化はあまりありません。
谷選手のバッティンググローブ
バッティンググローブは全面革製のタイプを使う。バッティング時に伸びたりするのが嫌なので、布製は使わない。以前、一部布製のグローブを使ったところ、スプレーを塗ったらくっついて取れなくなり、靱帯をケガしたことがある。
日によって手になじみにくい日もあるので、頻繁に変える。練習では使い古しを、試合では3試合に1個くらいのペースで新品を使う。