「プロ野球守備・走塁バイブル」で、野球解説者の笘篠賢治氏が野球用スパイクの選び方を解説されていました。

野球用具は高価なものが多いので、良いものを購入して長く使いたいですよね。
 
笘篠氏が指摘されているポイントをまとめます。

もっもと大事なのは耐久性 金具は交換できるタイプを

笘篠氏が最初に挙げているのは
 
耐久性
 
です。
上でも少し触れましたが、野球用具は高価なものが多いです。耐久性が高い、長持ちするものを選びましょう。
 
雨でぬかるんだグラウンドでも使うことを考慮し、水に強い素材で作られたものを選ぶのも大切です。
 
笘篠氏はエナメル素材を使用したスパイクを推薦されています。エナメル素材は雨に強く、手入れも楽で長持ちするのです。
 

 
購入する際、ジュニア選手であればご両親と一緒にスポーツ用品店に行き、実物を手にとって試し履きをして選びましょう。
 
デザインも気になりますが、やはり大事なのは自分で履いた際の感覚です。
 
スパイクは湿気を含んで重くなるので、少しでも軽いものを選びましょう。
 
初めてスパイクを履く際は靴底の金具に違和感を感じるものです。製品によって金具の配置が違うので、これも自分の感覚に合うかどうかチェックします。
 
またこの金具は自分で交換できるタイプのほうがおすすめです。
 
使用しているとスパイクの金具は消耗して短くなっていきます。中学生くらいまでの選手であれば一日中スパイクのまま活動することも多いので、金具の消耗は早くなります。
 
自分で変えられるタイプのほうが便利です。
 

 
走る時にはかかとが上がってつま先立ちの状態になるので、試し履きをした時にその体勢を作り、ここでも違和感がないかを確かめます。
 
ジュニア選手は体の成長スピードが速いため、大きめのサイズを選びがちですが、やはり自分に合ったサイズのものを選びましょう。合わないスパイクはケガの原因になるリスクがあります。
 
長く使うためには毎日の手入れも大切です。
 
使用後は古い歯ブラシなどでブラシをかけ、土を払い落としたら、水分をきれいに拭き取ります。靴底の金具は外して拭き、しばらく陰干しします。
 
雨が降って水気を多く含んでいる時は、ドライヤーを使って乾かすと効果的です。